キャリアアップ
2018/07/12

チームワークを高めるためにあなたにできる9つのことって?

(写真=Prostock-studio/Shutterstock.com)
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難しい仕事や規模の大きな仕事をやり遂げるためには、チームワークを磨く必要があります。そのためにはリーダーだけががんばっても意味がありません。チームワークを向上させるためには、メンバーの努力が必要不可欠だからです。ここでは、株式会社コルク代表取締役社長の佐渡島傭兵さんの『目を見て挨拶をして、一緒に食事をする』を参考に、チームワークを作るために必要なことを9つのステップに分けて解説。そのなかでメンバー一人ひとりがチームのためにできることを紹介します。

チームワークを作る9つのステップ

1.目を見て挨拶を交わし、一緒に食事をする
「チームワークを作る」というと、得てして「目標」や「役割」がキーワードになります。しかし、目標を共有したり役割を分担したりするためには、その前にある程度のコミュニケーションがとれるようになっており、チームとしての第一歩を踏み出していることが必要です。その第一歩となるのが、この「目を見て挨拶を交わし、一緒に食事をすること」になります。これならどんな新人でも、簡単に実践できるはずです。

2.互いに歩み寄りを意識する
次は他のメンバーについて知ろうとする、理解しようとする姿勢を互いに持つステップです。挨拶をしたり、一緒に食事をしたりするなかで、歩み寄って互いを知っていくことができれば、チームはよりチームらしくなっていきます。この段階では仕事の深い話や人生について語る必要はありません。あくまで顔見知りから知り合いに、知り合いから仕事の仲間になっていくうえでの、ゆるい雑談でいいのです。これもごく簡単なコミュニケーションなので、経験を問わず誰でもできることです。

3.会話の量を増やす
メンバーについて少しずつ知るようになったら、もっと知るために必要になるのが「会話の量を増やす」というステップです。会話の量が増えれば、必然的に互いについての情報量は増えていきます。相手のことを身近に感じられるようになり、チームとしてのコミュニケーションの基盤ができていきます。

ランチの時間を合わせて一緒に食事をする以外にも、休憩のタイミングを合わせてみたり、仕事終わりにお酒を飲みに行ったりしてもいいでしょう。先輩なら「勉強させてください」と頼っていけば、相手も気分良く誘いに応じてくれるはずです。

4.会話の質を上げる
会話の量が増えて軽いコミュニケーションがスムーズにできるようになったら、次は「会話の質を上げる」ステップに入ります。例えば、仕事や私生活についての悩みを打ち明けたり、仕事観や人生観、そのほかの価値観について語り合ったりするのです。これらを互いに知り、理解していれば実際に一緒に仕事をする段階に入ったとき、お互いにスムーズなコミュニケーションがとれるようになります。

「仕事観・価値観を知り、理解する」というと難しく聞こえるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。まずは、お互いが抱えている仕事について聞いたり、話したりすればいいのです。そのなかで相手と自分の同じところや違うところを知ることが、「仕事観・価値観を知り、理解する」ことにつながっていきます。

5.目標の明確化
ここまでできてようやく、チームとしての目標を設定するステップに入ります。目標を設定する際は、「数値化」と「期限の設定」が必要不可欠です。なぜなら、この2点がおろそかになっていると一気に目標があいまいになってしまい、チームがどのように動くべきかがわからなくなるからです。

しかし、チーム全員がステップに関与できるとは限りません。少数で議論を繰り返していくなかで、適切な目標を設定する必要があるからです。もしこのステップの現場に立ち会うようなことがある場合は、「数値化」と「期限の設定」を満たした目標になっているかに注意するようにしましょう。

6.目標の共有
目標が正しく設定できたら、次はこの目標を共有するステップです。目標を共有できているチームというのは、「メンバー全員が目標を知っているだけのチーム」ではありません。メンバー全員が目標を知っているのは大前提で、それを達成するために行動を起こせているチームを指します。このようなチームにするためには、定期的にメンバー全員で進捗を確認し、目標達成のために雰囲気を盛り上げる場を設けるなどして、目標達成へのチームのモチベーションを上げていくことが必要です。

どのような方法で目標を共有し、達成へのモチベーションを上げるかどうかの決定権はリーダーにあるかもしれません。しかし、「こんな方法どうですか」とリーダーに提案するのはどんな立場の人でもできます。「チームワークを作るために何かしたい」と思うのなら、積極的に提案するのが良いでしょう。

7.メンバーそれぞれの役割の明確化
次は、目標達成のためにメンバーそれぞれが何をするべきかを明確化するステップです。役割を明確化すると、メンバー間の権利と責任も明確になり、チームのパフォーマンスアップにつながります。例えば、「山田さんは鈴木さんの教育係」という役割があった場合、山田さんは鈴木さんに対して仕事の指導をする権利があるとともに、鈴木さんの仕事に対して責任を負うことになるのです。

すると、第三者である伊藤さんが鈴木さんに「(山田さんの指導について)鈴木さんのやり方は間違っている」という権利はなくなります。同時に、鈴木さんがミスしたときに山田さんが「私に責任はありません」と逃げることもできなくなるのです。

もしここで「山田さんは鈴木さんの教育係」という取り決めがなければ、鈴木さんは誰の指示を信じればいいのか迷ってしまったり、失敗を恐れて新しい仕事に挑戦できなくなったりするでしょう。メンバーそれぞれの役割の明確化には、このような事態を防いでメンバーが自分の仕事に打ち込めるようにする効果があるのです。

役割を決めるのはリーダーやその補佐役の仕事です。そのため、役割を決める立場にないメンバーは、決定に従って自分の役割をしっかりと理解し、それを実践することが重要な仕事となります。

8.情報の共有
チームワークを作るにあたって、全員が同じ情報を共有できているということも重要な要素です。近年はITツールの発達により、さまざまな情報共有ツールがありますが、これらも結局使われなければ意味がありません。使いやすいITツールを導入するのはリーダーやその補佐役の仕事ですが、チームの雰囲気によっては他のメンバーから「このツールはどうですか」といった提案があってもいいでしょう。

また、いざ導入したツールがうまく浸透しない場合は、率先してツールを使いこなすことでチーム内の情報共有を活性化させることもできます。

9.議論による計画立案・課題解決
ここに至るまでの8つのステップをクリアできていれば、最後のステップ「議論による計画立案・課題解決」も難しくなくなっています。ここまでのステップで作り上げたチームワークで計画を立て、課題を解決すれば、さらに結束が高まるはずです。

自分にできることは何かを考えよう

チームワークを作り上げるためには、ここに挙げたようなステップを一つずつクリアしていく必要があります。そのなかには必ずメンバー一人ひとりにできることがあり、それを実行することでチームワークはより強くなっていきます。自分のいるチームが、いまどのステップにあるのかを理解するとともに、自分にできることは何かを日々考えるようにしましょう。
 

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