キャリアアップ
2018/09/19

市場価値と社内価値 転職やキャリアに有利になるために意識すべきなのはどちらか

(写真=solarseven/Shutterstock.com)
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「市場価値」とは人材市場においてスキル・能力・経験を基準に判断される人材の価値のことです。「市場価値」の反対が「社内価値」になります。「社内価値」とは勤務している会社における業績・役職・勤続年数を基準に判断される人材の価値です。「社内価値」は、私たちにとってより身近な価値基準であり「市場価値」と同じくらいに重要でしょう。今回は、自分が市場価値と社内価値、どちらが向いているのかを解説していきます。

市場価値を重視したほうが良い人

市場価値を重視したほうが良い人は「1つの会社でキャリアを終わらせたくない」と考えている人です。市場価値を高めることで自分に合った条件の会社に転職することが容易になります。つまり、市場価値の高い人材は「転職できる選択肢」をたくさん持つことになるわけです。「いつでも転職できる」ために、上司の顔色をうかがうことなく、より自由で主体的な発言・行動ができます。これは市場価値を高めることの大きなメリットです。

ただ、市場価値を高めるには、能力や経験がコモディティ化しにくい方向を目指すべきです。一例ですが、市場価値を高めようと営業の1プレイヤーとして働いた後に、営業チームを統括するマネジメント経験を積んだ人がいるとします。しかし、同じようなキャリアを持つ人は山ほどいてコモディティ化しているため、市場価値は高くはありません。

一方で、3社で営業経験を積んできて、低単価から高単価まで消費者向けでも法人向けでも圧倒的に売り上げを立てられるというような人だと、「実際にはなかなかいない人」となり、市場価値は高いのです。市場価値を高める上では「希少性があり」かつ「多くの会社が求めている」能力・経験の獲得を目指しましょう。

社内価値を重視したほうが良い人

社内価値を重視したほうが良い人は「社内で順当にキャリアアップしたいと考えている人」です。そういう人は、目の前の仕事に取り組んで、直面する課題をコツコツと解決していきながら能力・経験を獲得していくのがいいでしょう。「仕事を着実にこなす人」と社内で評価され社内価値が高くなります。このような社内価値の高まりは必然的に市場価値を高めることにもつながります。

これは考えてみれば至極当然のことです。どの会社であれ、「以前の職場でしっかり評価されている人材を雇いたい」というのが本音でしょう。このように社内価値を高めることで市場価値が高まると、転職するしないにかかわらず「転職できる選択肢」を得られるのです。転職できる選択肢があると仕事でもより自由で主体的な発言・行動ができ仕事のパフォーマンスも向上します。

社内価値を重視する際に気をつけるべきなのは、評価を気にしすぎたり、上司の顔色を過度にうかがったりしてしまう点です。その場合は、目の前の課題をコツコツと解決することに集中しましょう。

転職できる選択肢をたくさん持っていたほうが有利

市場価値は高いにも関わらず社内価値が異常に低い人もいます。その場合は企業側から不当な評価が下されていると考えていいでしょう。社内価値が上がらないのであれば、自分の市場価値を高めることに注力して転職するのもおすすめします。

逆に市場価値は低いにも関わらず社内価値が高くなっている人もいます。年功序列制度が色濃い会社に見られることなのですが、この場合に恐ろしいのは、何かの理由があって歳をとってからの転職を迫られたときです。年齢が高いというだけで市場価値が低くなり、転職すること自体がむずかしいのです。そのため、もし市場価値に比べて社内価値が高いのであれば、市場価値を高めるための努力をしておいたほうがいいでしょう。

市場価値を重視する、社内価値を重視する。どちらを選択するかは個々人の趣向にゆだねられます。しかし、どちらにしても幸せな生活を送るためには「転職できる選択肢」をたくさん持っているほうが有利なことは間違いありません。みなさんが重視したいのはどちらでしょうか?

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