キャリアアップ
2018/10/30

ストレングス・ファインダーにみる自分の強みの活かし方

(写真=Olivier Le Moal/Shutterstock.com)
(写真=Olivier Le Moal/Shutterstock.com)
ストレングス・ファインダーとは、世論調査およびコンサルティング業務を行う、米国のギャラップ社が開発した、オンラインの自己分析ツールです。日本を含めた世界中の企業やビジネスパーソンがこのツールを利用しており、2018年7月時点でおよそ1,900万人が利用しています。今回は、ストレングス・ファインダーで何がわかり、ストレングス・ファインダーを使った自分の強みの活かし方について解説します。

ストレングス・ファインダーは高精度の自己分析ツール

ストレング・ファインダーは高精度の自己分析ツールです。CliftonStrengthsと呼ばれる177個の質問に答えると、4つのグループと34の項目のなかから、もっとも特徴的な5つの資質がわかるのです。このツールで示される4つのグループと34の項目は以下の通りです。

●実行力
達成欲・アレンジ・信念・公平性・慎重さ・規律性・目標志向・責任感・回復志向

●影響力
活発性・指令性・コミュニケーション・競争性・最上志向・自己確信・自我・社交性

●人間関係構築力
適応性・運命思考・成長促進・共感性・調和性・包含・個別化・ポジティブ・親密性

●戦略的思考力
分析思考・原点思考・未来志向・着想・収集心・内省・学習欲・戦略性

ストレングス・ファインダーのテストは、アクセスコード付きの書籍を購入するか、公式サイトで受けられます。

自分の強みは「客観的」に分析せよ

自分の強みは自分自身が知っているものではなく、ストレングス・ファインダーのように客観的に分析されて教えられるものです。この考えに従えば、ストレングス・ファインダーを使わなくても自分の強みを知る方法がいくつかあります。

例えば、日記を使って自分の行動や思考を客観化する方法です。これは臨床心理の現場などで使われる「認知療法」と呼ばれるもので、自分を客観視することで行動や思考の特徴を分析するものです。

また、仕事で自分の強みを知りたいのなら、自分の仕事の実績を振り返って、自分がどんなときに結果を出し、どんなときに失敗してきたのかを分析する方法もあります。この場合、自分の記憶だけに頼ると事実を歪めてしまう可能性があるため、同僚や上司などと一緒に行うと、より客観的な分析ができます。

どのような方法を選ぶにせよ、大切なのは「自分のことは自分が一番知っている」と思い込まないことです。正確に自分の強みを理解するには、客観的な視点が必要不可欠なのだと肝に銘じましょう。

「ストレングス」の強化がキャリアアップにつながる

ギャラップ社のサイトによれば、自分の強みを普段から活用している人はそうでない人に比べて、仕事に積極的に取り組む確率が6倍も高いとのことです。また強みにフォーカスして仕事を進めるチームはそうでないチームに比べて、生産性が12.5%も向上するそうです。弱点や苦手の克服に力を注ぐよりも、自分の強みや得意分野に時間と労力を割いたほうが、より楽しく高いパフォーマンスを発揮できるわけです。

例えば、「内省」が強みだという人は、その人なりの内省の方法論を持っているものです。しかし、内省の方法はたくさんあります。そのため、哲学や心理学、経営学などの本を参考に集めてきて、どの方法がもっとも深く内省ができるのかを、PDCAサイクルに沿って検証していけばいいのです。さまざまな方法を使って絶えず繰り返される内省のなかで、その人の内省の力はさらに高まっていきます。最終的にはあらゆる内省の方法に精通した、内省のスペシャリストになっていくかもしれません。

「社交性」が強みならば、その能力をさらに伸ばすことで、人と人とをつなぎ新しいビジネスを生み出せるかもしれません。他人に共感し、成長を促す能力が専門分野になれば、人材育成のスペシャリストとのキャリアも見えてきます。

理想的なキャリアを築くためにも「自分の強み」を分析しよう

自分の強みや得意分野をブラッシュアップすれば、パフォーマンス面でも高い成果が出せます。そうなれば、周囲からも評価され仕事がもっと楽しくなるでしょう。このような理想的な状況を実現するためにも、まずは自分の強みや得意分野を客観的に分析するところから始めてみてはいかがでしょうか。
 

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