ライフ
2018/07/19

批判されてもストレスを感じてない?仕事がデキる彼の思考回路

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)
(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)
批判されると、過度に落ち込んでしまいパフォーマンスが悪化する人はいませんか?批判によってストレスが蓄積していくと、心身に影響を及ぼしかねません。一方で、批判を受けても堪えた様子もなく、うまくリカバリーして成果を上げる「デキる人」もいます。そうした人の考え方や感じ方を学んで、仕事の生産性や生活の質を高めたいところです。今回は、批判を受けてもストレスを感じにくくなるにはどうすればよいのか、心理学の考え方を用いながら一緒に考えてみましょう。

批判から正当なアドバイスだけ整理

批判を受けて落ち込んでしまうのは、批判に含まれる感情的な言葉や態度に強く反応してしまうからかもしれません。批判を受けた瞬間は感情的になってしまっても、時間が経ってから振り返ってみると、「言い方は問題だったとしても、内容は妥当だった」と思う内容もあるかもしれません。

つまり、批判の内容に頭と心を集中させて、その批判の届け方(言葉遣い、環境、声の大きさなど)をあえて無視することが、批判されてもストレスだと感じないための上手な「受け方」だといえるのです。批判の内容を頭の中で組み立て直して、そこからくみ取れる教訓だけ受け入れます。多少強い言葉や態度で批判されたとしても、グッとこらえて内容に意識を向けることが、ストレスをためずに批判を受ける方法です。

もちろん、なかには不当な批判、理不尽な批判もあるでしょう。たとえば、「なんで○○大学出身のくせにこんなこともできないのか」といわれても、対応しようがありません。こうした理不尽な批判は感情的な部分を切り離し、対応できる正当な批判だけを受け入れるのがよいでしょう。

「批判は期待の裏返し」と自己肯定

批判されてストレスに感じてしまうのは、それが自分の仕事のみならず自分自身の人格を丸ごと否定されるような気がするからではないでしょうか。批判する上司や同僚、顧客などに「馬鹿にされている」「期待されていない」など、人格に対する攻撃を感じると、あとから何度でも思い返してはくよくよ悩んでしまうものです。

この解決法は、「批判に対する自分の解釈を変えること」です。批判されていることを「期待されていない」と考えるのではなく、逆に「期待の裏返し」と捉えるという発想の転換を行うのです。批判というのは課題の提示です。課題の解決を裏で期待しているからこそ批判しているのかもしれません。

「批判に対する解釈を変える」というのは、心理学でいうところの「リフレーミング」の考え方を取り入れたものです。心理療法の調査研究や人材育成に取り組む日本NLP協会によると、リフレーミングとは、問題の枠組み(フレーム)を変化させることで、問題を別の視点を持つこと。問題そのものではなく、状況や意味づけを変化させることで物事の感じ方を変える方法です。

批判のリフレーミングを行い、「期待の裏返し」と捉え直すことで、批判に対するストレスにうまく対処できるかもしれません。

>>仕事の精度は「個人レベルのリスク管理」で高めよう

ストレスで感情的になったときの対処法

批判から正当な内容だけを抽出したり、批判の内容をリフレーミングしたりしようとしても、どうにもできず感情的になってしまうケースもあるでしょう。しかし、感情を表に出しても問題は解決しないどころか、社内の人間関係を悪化させる結果につながりかねません。

この場合、怒りを反射的に暴走させないように頭の中で数字を数える手があります。これは、「アンガーマネジメント」と呼ばれる自己管理方法の一つである「ストップシンキング」あるいは「6秒ルール」と呼ばれるものです。間を取って気持ちを落ち着かせ、内容に意識を向けたり、リフレーミングしたりする余裕を持たせるようにするのです。

ストップシンキングは、頭の中で「1、2、3……」と数字を数える方法になります。しかし、間を取る方法が他にあるのなら、あえて数字にこだわる必要はありません。「深呼吸をする」「恋人の顔を思い浮かべる」「つばを飲み込む」など、自分に合った方法でよいでしょう。

批判する人は受け方次第!自分を成長させる源泉になる

さまざまな批判を避けられない現代人にとって、批判を上手に受ける方法を身につけることはとても重要です。心理学の知見をうまく生かして、過度に落ち込まないよう繰り返し実行してみましょう。受け方の視点が変われば、批判ばかりする上司や同僚、顧客なども絶好の「練習相手」に見えてくるかもしれません。
 

【オススメ記事】
あなたの素敵な未来のキャリアを考える「あしたの履歴書」とは
「人生100年時代」を生き抜け!しなやかな働き方を身につける2つの方法
給与をアップさせたいと思われる人材になるためにすべきポイントとは
革靴の手入れとモテには関係が!?デキるビジネスパーソンは足元まで意識する
転職でスキルアップできるビジネスマンってどんな人?

PREV できるビジネスパーソンはスキマ時間を利用して読書をしているって本当?
NEXT 頑張るアナタにマインドフルネスのすすめ

関連記事