ライフ
2018/10/05

結婚後にお金が貯まる夫婦はBS思考?資産を築ける夫婦・資産形成がうまくいかない夫婦の違い

(写真=seamind224/Shutterstock.com)
(写真=seamind224/Shutterstock.com)
結婚は人生の一大イベントの一つです。しかし、これまで違う人生を歩んできた2人が一緒に生活をするとなると、結婚後は何かと悩みが出てくるものです。その中でも金銭感覚の違いや、お金の使い方について悩む人が多い傾向です。そこで、「結婚してお金が貯まる夫婦」と「結婚して貯金が減る夫婦」の違いはなぜ起きるのか、そして結婚後にどのようにお金を貯めたらよいのか、その方法を考えてみましょう。

結婚の悩みは「お金」が一番

国立社会保障・人口問題研究所が発表している2015年の「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、独身の男性・女性ともに結婚の障害として「結婚資金」をもっとも多く挙げています。また、内閣府が2015年に発表した「結婚・出産等に関する意識調査」でも、子どもの数が理想より少ない理由としては、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」と答えた割合がもっとも高いことがわかりました。

このことから、結婚している、結婚していないにかかわらず「お金のこと」が現実問題として浮き彫りになっていることがわかります。

結婚後に資産を築ける夫婦・資産形成がうまくいかない夫婦は何が違う?

夫婦でもお金の悩みは尽きないといいますが、実際に結婚して資産を築けた夫婦と、お金がなかなか貯まらなかった夫婦では、どのような点が違うのかを確認してみましょう。

●夫の年収が1,000万円でも預貯金できない?
外資系メーカー勤務のAさんと専業主婦のBさん夫婦は、夫婦で住宅ローンを6,000万円借り入れしてタワーマンションを購入しました。輸入車に乗っていて、セレブのような生活をしています。しかし、Aさんの年収が1,000万円を超えているにもかかわらず、預金残高を見るとまったくお金が貯まっていませんでした。

Aさんの月給は額面62万5,000円で、ボーナスは月給の4ヵ月分。年収は1,000万円です。しかし、1,000万円が手取り収入になるわけではありません。年収から社会保険料や所得税、住民税などを差し引くと750万円ほどです。ここに、住宅ローンの返済が毎月約17万円、管理費が3万円、自動車ローンの返済で5万円、駐車場代で3万円……。これだけでも、月の所得としては20万円前後になってしまうのです。

このような生活をしていると、お金を貯めようと思っていても月に残るお金はごくわずかで、お金がなかなか貯まっていない状況が続いてしまうのです。

●夫の年収が600万円でも預貯金が可能?
一方、世帯年収600万円の夫婦でもコツコツと貯蓄をしているケースもあります。夫のCさんは国内のIT企業に勤務し妻のDさんは専業主婦をしています。Cさんは年棒制の会社で勤務をしていて月給は50万円、年収600万円です。手取り年収だと約480万円になります。

Cさん夫婦は都心から電車で40分くらいに位置する賃貸マンションに住んでいます。家賃は約12万円。クルマは持っていないので、変動費は約18万円。計算上では年収1,000万円世帯と変わらない生活をしているということになります。毎月5万円を貯蓄し、残りのお金で生活をしています。コツコツと積み立てることで、結婚6年でなんと500万円も貯めることができたのです。

このように将来のための資産形成をするには、額面金額や手取り金額だけではなく、どのように使うのかを考えることが大切だとわかります。AさんとBさん夫婦は手取り収入が多いものの、自分たちの自由に浪費をしてしまい、将来への資産形成が不足しているおそれがあります。一方でCさんとDさん夫婦は自分たちの今後のことを見据えてコツコツと預貯金しているのです。

結婚生活では企業が使うBS(貸借対照表)で資産形成する

結婚生活で資産形成をするのに、重要なポイントは何でしょうか。それは、「PL(損益計算表)」ではなく、「BS(貸借対照表)」で考えることです。PLは「月々のお金の流れ」に、BSは「どれだけ資産があるか」に焦点をあてる考え方です。

収入がいくら、支出がどうかをまとめたものがPL(損益計算表)です。それに対して、BS(賃借対照表)は、「どうやってお金を集めたのか」「何にお金を投資したのか」をまとめたものです。始めにいくらの資産が必要で、そのために月々いくら貯めるのか逆算した考え方をします。たとえば、1ヵ月通して赤字であったとしても、四半期で預貯金ができていればよいので、お金の使い方に自由度が生まれるわけです。

これを意識して、家庭を会社と見たときにどのようにお金のことを考えるのかを夫婦で相談し、必要に応じて適宜見直しを行いましょう。そうすれば、PLとBSのよい家庭(会社)になることが期待できます。

BSを意識して「貯められる」結婚生活を

今後も仕事の仕方やお金に関する価値観がどんどん変化していくことでしょう。お金の稼ぎ方、お金の使い方ではなく、「貯め方」に重点をおいたBSに重点をおけば、生活の自由度が増し、その分、豊かな生活を送れます。長い結婚生活の間にもしもお金で悩むことがあれば、「BS思考」で考えてみてはいかがでしょうか。お金について、よりよいアイディアが浮かび上がるかもしれません。

【オススメ記事】
デキるビジネスパーソンがこだわる万年筆の秘密に迫る!
給与をアップさせたいと思われる人材になるためにすべきポイントとは
批判されてもストレスを感じてない?仕事がデキる彼の思考回路
キャリアアップにつながる?つながらない?MBAの実態とは
頑張るアナタにマインドフルネスのすすめ
PREV どうしてリュック男子が増えているの?リュックの魅力に迫る
NEXT 恋愛は百戦錬磨なのに、なぜか婚活で失敗する理由

関連記事