マネジメント
2018/07/20

なかなか成果の上がらない新卒へ指導するときの3つのコツ

(写真=buritora/Shutterstock.com)
(写真=buritora/Shutterstock.com)
新年度を迎え、あなたの職場にも、新卒社員が入ってきたのではないでしょうか。彼らもそろそろ仕事を覚え始め、仕事をする楽しさや、やりがいを感じているころかもしれません。しかし、新卒の中には、なかなかうまく仕事が覚えられなかったり、要領があまりよくなかったりというような場合があります。そのときに、どのように指導すればよいでしょうか。簡単なコツについて、説明していきましょう。

配属された新入社員が抱える課題とは?

新入社員は大きな希望とともに、不安を抱えていることがほとんどです。実際、マイナビの調査でも、新入社員が抱える不安として、最も大きいものは、「仕事をうまくこなせるか」になっています。実際、新入社員は、右も左もわからないというのがほとんどでしょう。さらに、「何がわからないか、わからない」というケースもよく見受けられます。

そして、「わからないことは、周りの人に聞く」ということも、彼らにとって大きなハードルであることが多いのです。先ほどの調査で、不安なことの2位に、「上司・先輩・同僚との人間関係」が挙げられています。わからないことを聞いて「先輩の邪魔をしないか」「こんなこともわからないのか」と言われてしまうのではないかなど、不安な気持ちになる新入社員も多いでしょう。

新卒が職場でぐんぐん育つ、3つのコツとは

「わからないことがわからない」「聞くことができない」という課題を持つ新卒を、私たちはどのように育てていけばよいのでしょうか。具体的な方法を紹介します。

●1対1のミーティングを定期的に入れる
OJTを任されると、新入社員と話す機会や指導する機会というのはあります。しかし、それ以外に、2人で話す機会を設けるというのが、彼らの成長に対して有効です。1対1で時間を設けることで、新入社員に対して質問をすることができます。普段のOJTでは、おそらく質問に答えたり、指導したりするといったケースがほとんどでしょう。

しかし、それだと「彼らの不安な部分」はなかなか出てきません。1対1のミーティングでは、積極的に彼らに質問し、彼らが抱えている課題や悩みをヒアリングすることで、彼らの状態を把握するとともに、課題を解決することができるのです。もちろん、「アフター5の飲みでやっている」という人もいるかもしれませんが、このミーティングは、より仕事に向き合うという意味で、業務時間中に行うのがよいでしょう。

●仕事は「作業」ではなく、流れで意識させる
新入社員が任されるのは、最初は簡単な作業がほとんどです。しかし、作業には意味があります。その意図と、意味を理解させることも重要です。これは、彼らが「業務全体を理解する」ということに加え、「彼らのモチベーションを上げる」という効果もあります。

●できたことを明確にし、定着させるために「ILUO」を使う
彼らが実際に、業務を理解したことを確かめるために、「ILUOチェックシート」を使ってはいかがでしょうか。ILUOシートとは、下記のような手順で行います。

・やるべきタスクの横にチェックボックスを作る
・教えてもらったら、縦棒(I)を引く
・教えてもらって、できたら、下に横棒を引く(L)
・ひとりでできたら、右側に縦棒を引く(U)
・完全に理解し、ひとりで問題なくできるようになったら、「上に横棒を引く(O)
・四角形が作れたら、そのタスクはマスターしたとする

こうすることで、彼らが覚えるべきタスクが一覧で理解できること、さらに、どこまでできたか進捗を一緒に確認することができます。こういった進捗管理シートを有効に使うことで、彼らがどこまでキャッチアップとしているかを把握することも重要です。

新入社員の指導は、「スキル」があれば誰にでもできる

OJTというと、自分のノウハウを教えて、彼らが仕事をできるようにするという風潮があります。しかし、新入社員の指導とは、「彼らの不安を聞く」「彼らができることを明確にする」「彼らの状態をチェックする」というスキルがあればできるものです。新入社員が1日でも早く戦力になるよう、これらのノウハウを試してみてはいかがでしょうか。
 

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