マネジメント
2018/09/11

マネジメントにも大事な「聞く力」 部下の成長を願うならどう養うべきか

(写真=Gutesa/Shutterstock.com)
(写真=Gutesa/Shutterstock.com)
マネジメントとは人を動かすことです。しかし、あなたの部下はあなたの期待通りに動いてくれるでしょうか。「どんなに頑張って指導しても部下が成長してくれない」そう嘆いている方もいるのではないでしょうか。もしも、部下との距離が離れてしまっていると感じているのなら話す力よりも「聞く力」を身につけましょう。聞く力はそのまま育てる力、導く力につながります。マネジメントをしていくうえで重要な上司と部下のコミュニケーションについて考えていきます。

部下は話を聞いてくれる上司について行く

人は自分の話を聞いてくれる人や認めてくれる人を好む傾向があります。実質、同じことを言っていても上司が部下の事情や性格を理解して対応している場合とそうでない場合では大きく異なります。最近の若者は打たれ弱いとか、ゆとり世代だからという言葉でごまかしてしまいがちですが、上司自身も部下の話を聞いていないというケースも非常に多くなっています。

「相手の話を聞く」ということは信頼関係を築くための基本です。上司といえども、自分のやり方ばかりに固執し、頭ごなしに批判と自慢話だけをしているようでは部下からの信頼を得ることは難しいでしょう。部下を育てることや教えることが好きだと言う上司はむしろ多数派という調査もありますが、「育てる・教える」という以前に、部下との信頼関係を築くことが大切です。

あなたはなぜ話を聞くことができないのか?

「上司が部下の話を聞くことができない」これは、上司の能力に問わず無意識に起きる問題であり、注意しなければいけないことでもあります。上司はなぜ部下の話を聞くことができないのか、理由をいくつか挙げてみましょう。

・自分の過去を過大評価している

「当時の俺ならこれくらいはできた!」そう考えて、自分と比較してしまうかもしれません。しかし、それは、本当でしょうか。記憶の中で自分を美化しているということは往々にしてありがちです。もう一度部下に求めるレベルの妥当性や過去の自分について考えてみましょう。

・自分と価値観が違いすぎる

性格や価値観の違い、またジェネレーションギャップは当然あります。例えば、飲み会に誘われることを嬉しいと思う人とめんどくさいと思う人がいるように、同じ指導をしても伸びる人と伸びない人がいます。また、世代ごとに受けてきた教育や浸かっていた文化も異なります。そうしたギャップも理解していかなければなりません。

・そもそも話を聞く余裕がない

部下が求めるほど話を聞けていないこともよくあります。上司は部下よりも責任が重く仕事が忙しいものですが、部下が上司の事情を理解しているわけではありません。忙しい中でも、できるだけ十分な対応をするよう心がけましょう。

部下が満足し、成長するコミュニケーションの鉄則

話の聞き方が上手であればあるほど、部下の信頼を得ることができ、部下の成長も早くなるでしょう。部下の気持ちや能力に合わせた指導を心がけることが重要になってきます。

・ほめる、叱るはどうでもいい
育てるときには叱らなくてはいけないという価値観があり、その後にほめる育て方がブームになりました。話をじっくり聞くことは部下を受け止めることですが肯定も否定も要りません。大事なのはあるがままに話を聞き、的確に対応するということです。

・感情には理由を伴わなくてはいけない
部下の話を聞いていて、どうしても怒りたくなるときや失望したくなるときもあります。このような感情を抑えるのは非常に難しいことかもしれません。しかし、そういう場合は「感情と理由の結びつき」を明確にするようにしましょう。そうすることにより、同じ怒りでも、論理的なものに変わっていきます。

聞く力は頼られる力という意識を

聞く力が養われると部下はあなたを信頼し、いろいろな相談をするようになります。事前に相談を受けることは部下にとっては成長の機会になりますし、上司にとっては部下のミスを予防する機会になります。チームの声に耳を傾けられるようになったとき、あなたは立派な「頼られる上司」になっているのえはないでしょうか。

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