マネジメント
2018/10/29

若きリーダー必見!報・連・相をしない部下への対処法

(写真=VladisloveM/Shutterstock.com)
(写真=VladisloveM/Shutterstock.com)
部下がどうしたら報・連・相をしてくれるのかといったことに悩んでいるリーダーは多いでしょう。また、経験が浅い若いリーダーの場合は、部下にどう言えばもっと報・連・相をしてもらえるのかがわからない人もいるかもしれません。今回は、報・連・相について「上司が部下に対してやっておくべきこと」と「上司自身がやっておくべきこと」の2つを紹介します。

上司が部下に対してやっておくべきこと

報・連・相ができない部下のなかには、そもそも報・連・相の正しいやり方がわからないという人もいるでしょう。部下からの報告は行われるものの、何の報告なのかわかりにくい、憶測や主観が入った連絡が多い、相談せずに行動してしまう、といったことがある場合は、報・連・相を理解していない可能性が高いと言えます。報告・連絡・相談の一般的な定義は以下の通りです。

【報告】上司の指示を実行しながら、途中経過を報告する
報告はしてくるが、何の報告かがわかりづらい、という部下には、まず何の話をするのかを考えてから、経過を報告するように指導するといいでしょう。

【連絡】客観的な事実に基づいて、関係者に状況報告する
憶測や主観が入った連絡が多いという部下には、事実と予測をノートに書き出して区別してから連絡するように指導するのがポイントです。

【相談】自分で判断できない仕事について、上司に相談する
相談せずに行動して失敗をするという部下には、責任の範囲外の仕事は、上司に必ず相談するように指導するようにすればトラブルを未然に防げます。指導しても状況が改善しない場合、その原因は部下が自身の仕事と責任の範囲をはっきりと理解していない可能性が高いです。

例えば、営業であれば「見積もりまでは君の仕事だが、クロージングは少し難しいから、その段階になったら相談してくれ」と仕事の担当範囲を区切ったり、「○%までの値引きは自分の判断で対応しても構わないが、それ以上は君の責任の範囲外だから上司に相談するように」と具体的な数字を示すといいでしょう。

報・連・相を意識するためにリーダー自身がやっておくべきこと

それでは、次にリーダー自身が報・連・相についてどのように考えたらよいのかを確認します。

・「責任を追求すればミスをしなくなる」という幻想を捨てる
リーダーの中には報・連・相を徹底しなかった部下の責任を追求する人もいます。

ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・エドモンドソン教授らは、2004年に大学病院と記念病院の8つの看護チームについて、投薬ミスの回数とミスへの対処方法を調査しました。するとミスに対して非常に厳しい罰(長時間の詰問・説教)を課していた看護チームほど「ミスの報告数」が少なく、ミスに対して犯人探しや必要以上の非難をしない看護チームほど「ミスの報告数」が多い傾向が見られました。

ところが、「実際にミスが起きた件数」は、厳しい罰を課していた看護チーム(ミスの報告数が少ない)の方が多く、それらのミスを隠していたのです。

・「リーダーとしての自分の責任」を理解する
部下の責任を執拗に追求する上司は、そもそもリーダーとしての自分の責任を勘違いしている可能性があります。リーダーの責任とは自分が率いる組織のすべてに及びます。部長であれば部、課長であれば課、もっと小さなチームでもそのリーダーこそがすべての責任を負わなければなりません。

部下が育たないのも、ミスをするのも、報・連・相をしないのも、すべてリーダーの責任なのです。

報・連・相は部下を育て、自分を育てる

部下に報・連・相をしてもらうためには、部下を育てるだけでなく、上司である自分自身も成長しなければなりません。あなた自身も上司に報・連・相を行なっているはずです。部下にどのように指示をすればきちんと報・連・相があがってくるかを考え、まずは自分から行動を起こしてみましょう。

 

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