あしたの履歴書
2018/06/14

目標を持つ能力があるのに達成できない理由とは

(写真=patpitchaya/Shutterstock.co)
(写真=patpitchaya/Shutterstock.co)
京都市にあった小さな会社を「世界の京セラ」にした稲盛和夫氏は、「高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、低い目標しか持たない人にはそれなりの結果しか得られません」と、繰り返し社員に語ったそうです。目標を持つことは意欲の向上に繋がります。しかし、目標は持てても達成できない人もいるのが実情です。そこで、目標を持つ能力があっても達成できない理由について考えます。

目標を持つ必要性と重要性

ビジネスパーソンなら将来は海外で働いてみたい、社長になりたい、いずれ起業したいなど、大なり小なり夢や目標があるのではないでしょうか。小さな目標でも、実現できた時の喜びや達成感は何ものにもかえることができないほど嬉しいものでしょう。努力が報われると、自分の未来に対して自信が生まれ、その後の人生への糧にもなるはずです。

ただし、目標が明確でなければ、小さな成功の効果も生まれづらく、最終的には自分が目指す方向も見失ってしまうかもしれないのです。目標があるからこそ、意欲的に動き達成を目指して頑張れるといえるでしょう。

目標を持つ能力があっても達成できない訳

一方で、目標を持つことができても、達成できない人もいます。理由は大きく分けて4つあるといえます。

● 目標の具体性

いくら上司から「売上を伸ばす!メンバーみんなが成長しよう!」と言われても、その目標は抽象的であれば、どのように行動したらよいのかわからなくなる場合があります。この場合、そう言われた時には自分はいつまでに何をどれくらいすればいいのかを計算することが大事です。自分で立てた目標がチームの目標とあまりにもかけ離れていると修正も必要になるかもしれませんが、まずは自分で目標を立てて上司と相談するのがよいでしょう。目標は具体的に!これが鉄則です。

● 結果の改善

目標を立てたら、毎日それに向かってどれだけ達成出来たかを振り返ります。その時には日々、今日はこうだったから明日はこうすると考えることが大切ですが、目標がうまく達成できない人はここでつまずいてしまうのです。今日も目標が達成できなかった……と嘆き、落ち込む人は多いのではないでしょうか。冷静に自分のことを見つめ、どこが悪かったのかを振り返り、次の打ち手を考え、行動するからこそ成果につながります。

● 背景の共有

上司からの業務の指示や変更などがある場合、目標を達成するために、なぜそれが必要なのかという背景を共有してもらうことが大事です。なぜその指示を受けるのか、それに取り組むことによるメリットを説明してもらうことが大切です。指示の背景もわからずにむやみやたらに取り組んでいても、うまくいきません。まずは「なぜそれをするのか」という相手の意思表示を大切にしましょう。

● 基本の徹底

目標を達成するのに大事なことは、基本を徹底することです。基本の大切さは言うまでもありませんが、人間はどうしても易きに流れがちになります。ただ、基本に忠実に物事を行うと、物事が効率的に進む場合もありますし、周囲に対して丁寧な印象を持たれるようになります。基本の徹底が出来ていないと思う人は日々の行動を振り返り、基本に忠実になりましょう。

目標を達成するためにすべき4つの行動力

それでは、肝心の目標を達成するために必要な4つの行動力について考えてみます。なぜ目標を達成できないのか分かったら、それを改善すれば達成できるようになるのです。夢や目標を持って生き甲斐を見つめ直すことで、以下のような「目標を達成するための行動力」が自分の中に芽生えるはずです。

● 積極性

目標を持つことで、物事を成し遂げるために不可欠な意欲や情熱が湧いてきます。これによって積極的な気持ちや行動が生まれ、目標を達成できる確率が高まります。もし行動して困難にぶち当たっても積極的に改善し続けることで、目標達成に近づいてきます。

● チャレンジ精神

目標がないと何事も苦痛で困難に感じます。新しい目標を持つ時、これをやってみようと前向きに思うことが肝心です。もし、少しでも後ろ向きになってしまうと、目標達成にはなかなか結びつきづらいといえます。新しいことに取り組もうという姿勢が目標達成への原動力となるのです。

● 課題を克服

目標が持てないと、怠惰な生き方や主体性のない人生を送ることになる可能性もあります。知らない間に依存的な日常生活になり、目標達成への課題も見失ってしまうかもしれません。主体的に目標を目指すことで、課題が浮き彫りとなってきます。課題を認識し、それを克服するには時間がかかるかもしれませんが、そこをぐっとこらえることで、目標達成に近づくといえます。

● 使命感

目標を持つ生き方や行動は義務感を使命感に変え、生き甲斐が増幅します。社会や会社、そして家族のためと思いながら高く大きな目標を設定すれば、目標に対してエネルギーを集中できるようになります。これが目標達成のカギとなるでしょう。

目標を立てるだけでなく達成に向けて動こう

まずは、小さくても良いので目標を設定しましょう。本当はやりたかった仕事や憧れの人物像など、心に秘めてきた夢や目標をもう一度見つめ直してみてください。そうすれば、今の仕事や会社に対する考えもはっきりするので、今後自分がどういう人生を歩みたいのかが見えてきます。

目に見えるような成果はすぐには表れないかもしれませんが、日々の地道な努力が大きな成果に結びつくことは間違いありません。人生の目標を持ち、達成するために動くことの大切さを今一度考え、これらを真剣に見つめ直すことによって目標達成の確率は高くなるといえるのではないでしょうか。
 

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